グランド・ガラ・チェア
ゴンサロ・N・サントス前知事の所有物
チャレリア博物館に展示されているこの荘厳な鞍は、チャロ芸術の真の傑作である。カンティーナと四角いバストスの鞍で、銀のペタティージョに金糸と銀糸で丁寧に刺繍が施され、職人技がまばゆいばかりに発揮されている。
ヘッド、ショルダー、ベル、タイルにあしらわれたシラオ・スタイルのシャフトは、エンボス加工とノミ彫りが施されたシルバーで飾られ、このユニークな作品に華やかさを添えている。金糸は18本。頭部の正面には薔薇の枝があり、中央部には将軍としての地位を象徴する蛇を退治する鷲が描かれている。
シルバーの象嵌が施されたスチール製の金具は、そのデザインのあらゆる面において、細心の注意とディテールを際立たせている。さらに、この鉈の柄には、強さと高貴さを象徴する鷲の頭部が金属製で施されている。この鷲の頭部は、サン・ルイス・ポトシの元知事であり、この博物館の創設の中心人物であった著名なゴンサロ・N・サントス将軍が所有していたもので、彼はコレクションの中でも最も貴重な作品の先駆的な寄贈者であった。
チャレリアの豊かな伝統を象徴するだけでなく、歴史的遺産としての価値も高い。